日常生活になくてはならない段ボール。
誕生したのは19世紀後半のアメリカ、ヨーロッパで、長い歴史があります。
日本では1909年(明治42年)に初めて製造され、波状の中芯が階段の様にも見えるため、段ボールと名付けられました。
大豊製紙では、そうした段ボールに加工するための用紙(段ボール原紙)を製造しています。
段ボールは、段ボールから生まれます。
段ボール原紙の原材料の90%以上が使用済み段ボールです。
つまり、新しい段ボールの主原料は使用済み段ボールなのです。
みなさんのご家庭や、企業、工場などから回収された段ボールは、古紙回収業さんや地方自治体の設備で選定梱包されて、私たち段ボール原紙の工場に搬入されます。
日本のリサイクルシステムは世界でもトップクラス。段ボールづくりをしっかりと支えています。
大豊製紙に運び込まれる古紙は1日約400トン。
ベールと言われる一塊で約1トンあります。
パルパーと言われる巨大なミキサーで古紙を水で溶かしドロドロにします。
クリーナーとスクリーンでゴミや異物を除去します。
水に溶かした古紙パルプを網の上に吹き付けます。
フェルトに挟んでプレスされ水分を絞り出し、ドライヤーパートで乾燥します。※写真はドライヤーパート
抄き上がった原紙を大きなロールに巻き取ります。
出荷規格の紙巾、長さにカットしながら巻き直し、出荷倉庫へ送ります。
お客様の要求される品質の段ボール原紙を、指定された日時に指定数量を確実、安全にお届けします。