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大豊製紙ブログ
2022/07/21

2022年度研修内容①

こんにちは。大豊製紙の新入社員、杉本です。

私は、2022年4月から入社し、4か月が経過しました。
時の流れの速さに驚いています。

私が大豊製紙に入社した理由は、
就職活動中に何気なく自分の机を眺めた際に
通販サイトから段ボールの荷物が届いているのに気が付きました。
その際にこの先、定年までの40年間段ボールなら
無くなる可能性は低く安定しているのではないかと考えました。
そして、大豊製紙と出会い入社を決意しました。

入社後の約4か月間は新入社員研修を行いました。
新入社員研修の内容は下記の通りです。
・事務所の清掃
・全社員、企業理念の暗記
・古紙の回収
・挨拶の練習
・毎朝の朝礼への参加
・安全研修
・日報整理(製造に関するデータの整理)
・ベアリングの交換(機械部品の交換)
・役員による勉強会
・工具の取り扱いの説明
・作業日報(1日の仕事内容を整理し、文章を作成)
・抄紙課研修(段ボール原紙を製造している部署の研修)
・原質課研修(原料を製造している部署の研修)
・動力部研修(バイオマス発電を行っている部署の研修)
4か月間で社会人としてのマナーや紙に関する知識を身に着けます。
教育担当の方や、実際に現場で働いている先輩方に教えていただきます。
毎日、知らない知識が増え、その分覚えることも多々あり大変ですが、
先輩に褒められたりするととても嬉しく、成長しているなと実感できます。

今回は、5月と6月に行われる原質課と動力部の研修について紹介します。
原質課は、段ボール原紙の製造に必要不可欠な原料を作っている部署になります。
約1tの古紙の塊を「パルパー」と呼ばれる巨大なミキサーのような機械に投入します。
とても大きな機械であるため迫力があります。
様々な工程を通して、古紙が新しい段ボール原紙の原料として生まれ変わります。
原質課では数年前に大規模な工事を行い、
今ではDCSと呼ばれる装置で遠隔操作を行えるようになりました。
また、原料の繊維分を取り除くための工程がいくつもありましたが、
その流れを理解するのがとても大変でした。
原料の流れが記載してある紙をいただき先輩方に教えていただいたり、
何度も自分で確認することでようやく大まかにではありますが覚えることができました。

続きまして、川辺バイオマス発電(動力部)の紹介です。
川辺バイオマス発電は、その名の通り「バイオマス発電」を行っています。
バイオマス発電は、家などを壊した際に発生する廃材や
使い終わった家具などを木のチップ状に粉砕したものを購入し、
それらを燃やした熱を利用し水を温めることで蒸気を発生させ、発電しています。
火力発電と比べ、石炭や石油を使用しない分、
環境に優しい発電方法として近年注目を集めています。

動力部では、高熱になっている箇所が多々あり
皮手袋や保護メガネを装着することが自分の身を守るために重要でした。
また、蒸気の流れや発電量の調整など一度に確認することが多く、苦労しました。
先輩方にフォローしていただいたり、コツを教えていただいたので
何とか乗り越えることが出来ました。

入社直後は、挨拶の練習や企業理念の暗記など学生と同じようなことが続き、
拍子抜けすることがあると思います。
しかし、それらのことが巡り巡って自分のためになります。
無駄なことは一つもなく、まずは素直に諸先輩方の言うことをよく聞き、
行動していくことが新入社員にとって最も大切なことだと思います。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。